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zoom RSS 夏におすすめ・ホラーよりもクールな短編

<<   作成日時 : 2006/08/04 12:54   >>

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たいていの場合、私は私たちがどうすべきかについての彼の意見はまちがっていて、私の意見が正しいと思っている。とはいえ実際問題として、今まではたいていの場合、彼が正しくて私はまちがっていた。だから私は、心から信じることはできなくても、彼のまちがった判断が実は正しいのかもしれないと自分に言い聞かせ、彼がまちがった判断を下しても黙っている。そしてたいていの場合、かっきょく彼の判断が正しかったことが後でわかる。とういうか、彼の判断はやはりまちがっていたのだが、それは現実とは異なる別の状況での話で、私によく理解できない状況のもとでは彼が正しかったのだ。
 「たいていの場合彼が正しい」

現代絵画を文章でみているような感じ?
乾いていて妙に客観的に自分を突き放しているのだけど、どこか笑える。上の作品は、ほんとにそれだけで短編になっているもの。
私としてはツボにくる世界でした。それを判断するのは電車に乗り過ごしそうになる、というのがバロメーターです。「グレン・グールド」というこれもなかなか面白い作品も入ってます。ほとんど記憶のない女
ほとんど記憶のない女

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
「出ていけ」より

つまりあなたが傷つくのは、この言葉にこめられた怒りにではなく、彼が"もう永遠に戻ってきてはならない"ということを意味する言葉を、文字どおりの意味で言うつもりがないのに、その言葉を文字どおりの意味で言えるのはその言葉だけなのに、選ぶという、その事実になのだ。

  ここらへんの文とかもなんだか浮き世のうっとうしさをスカッとさせてくれますねー。理屈っぽいけどわかりやすいでしょ?
ていこ
2006/08/04 12:58
理屈っぽい文章大好き!
でも、一瞬上のタイトル見て、「物忘れのひどい最近の私のことか?」と思っちゃった。
ねね
2006/08/04 22:25
ここんとこ自分の仕事関連の知識不足を痛感して、電車の中で「用語辞典」みたいなのばかり読んでたの(泣)それで久しぶりに本読んだらやっぱり読書は楽しい!!
「ほとんど記憶のない女」さんは、本をたくさん読んでメモをとり、感想も書くのね。でもそのノートの存在っていうのは・・・

これらのノートは自分と深い関係があるものだということはわかったが、自分とどういう関係があるのかも、それらのうちのどれほどが自分内から出たもので、どれほどが自分のうちではなく外から来たものなのかも、彼女にはわからなかったし、わかろうとすると苦しくなってくるのだった。

・・・とまぁそういうふうにつながっていく不思議な文章のもの。私も電車読書しながらどんどんふせんをつけていくのね、あとで書き出そうと思って。。ところがいざ打とうとすると、そこを抜き出した理由を考えている間に↑みたいな気分になって、ほとんどは打たないではがしちゃう。そういうところで共感して面白かったのです〜。

「フーコーとえんぴつ」も同じような世界でこれも面白い!


ていこ
2006/08/05 05:44
「ちょっとひねくれたあなたに贈る」
・・だって!んま。
ていこ
2006/08/05 05:48






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